講演概要
本オンラインセミナーでは、高い安全性・信頼性が求められる航空機開発のガイドラインや安全認証についてご紹介します。安全認証取得が必要なお客様だけではなく、高い安全性が求められるシステムのソフトウェア開発が必須のお客様もぜひご覧ください。
民間航空機に求められる安全性・信頼性の高い機体開発
多くの乗員乗客を乗せて長距離を飛行する民間航空機には、高い安全性・信頼性が要求されている。その要求を満足するために航空機開発において準拠すべき厳格なガイドラインが制定されており、それを厳密に準拠することが求められている。本講演の前半では、その安全性・信頼性を担保するガイドラインを紹介する。一方、そのようなガイドラインがあるにも拘らず3年前にボーイング737MAXが346名もの命を奪う2度の墜落事故を引き起こしてしまった。本講演の後半では、この墜落事故を分析し、なぜこのような悲惨な事故が起きてしまったのかを顧みる。なお、本講演は2019年に開催されたWind River Technical Forum Japan 2019での講演内容に対して、2020年にFAAが本墜落事故に対する最終報告、及び機体の改修指示を出したことを受けてアップデートしたものである。
安全性の高い航空機開発を目指して 〜DO-178C安全認証対応OSと採用事例のご紹介〜
ミッションクリティカルな航空機の開発において最も重要視されるのが、高い安全性と信頼性です。その高い安全性と信頼性を満たすため、ウインドリバーは厳しい業界規格に準拠した最高水準のテクノロジーを提供し続け、100機種以上の航空機・軍用機の600件以上のプロジェクトで採用された実績を誇ります。特に、民間航空機のソフトウェア開発で必要となるDO-178C安全認証の分野では、認証対応OSや認証取得支援を中心に、認証取得を必要とするお客様を長年にわたってサポートしてまいりました。本セッションでは、DO-178C安全認証対応OSや、航空機向けマルチコア認証のケーススタディとしてコリンズ・エアロスペース様の採用事例をご紹介します。安全認証取得が必要なお客様だけではなく、高い安全性が求められるシステムのソフトウェア開発が必須のお客様にも役立つ情報をご提供致します。
【受講費:無料】
キーワード
#航空・宇宙 #防衛 #セキュリティ #RTOS #Linux #ウインドリバー #aps_seminar
講演時間
時間 | セミナー内容 |
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45分 | 民間航空機に求められる安全性・信頼性の高い機体開発 |
20分 | 安全性の高い航空機開発を目指して 〜DO-178C安全認証対応OSと採用事例のご紹介〜 |
講師プロフィール
各務 博之 氏
株式会社SClabAir 代表取締役
MHIエアロスペースシステムズ株式会社にて、民間航空機のソフトウェア認証事業を立ち上げる。その後、名古屋大学との共同研究、経済産業省、JAXAとの航空機産業振興事業で培った認証技術を基にソフトウェア認証のコンサルティング、認証取得事業を展開する。2021年4月に株式会社SClabAirを立ち上げ、民間航空機、無人航空機、空飛ぶクルマの認証技術の研究、コンサルティング事業を展開。
川村 匡輔 氏
ウインドリバー株式会社 営業技術部 FAE
半導体メーカーにて、アプリケーションエンジニアとして信号処理用途のプロセッサやアナログ・デジタル混在SoCを担当し、デバイスのファームウェア開発、コンシューマ及び車載エンターテイメントの分野でリアルタイムシステム・ソフトウェア開発やお客様の技術サポートに携わる。その後、車載向け照明分野でお客様の技術・品質サポートに従事。現在、ウインドリバーにて航空宇宙・防衛業界を担当。
視聴申込
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