CMOSセンサーで動体検出するために、こんなことやってみました。
BLIP2に搭載されているBF707の最大の特徴は、BLOB情報(センサー値、いわゆる物体の矩形位置)を出力するところにあります。VGAサイズの画像データをわずか10数Bytesの小さなデータに凝縮したBLOB情報の中身を解説しています。
BLIP2には、画像の幅・画像の高さ・取り込み画像の幅・取り込み画像の高さ・フレーム数・前景と背景の閾値・前景と背景の深度・学習係数・対象物がエリア内からエリア外に移動する想定時間など、26個に及ぶパラメータが存在します。これらのパラメータが組み合わされて、天候に左右されない検出パターンを見極めたり、屋内や屋外の明るさの違いなどを設定することになります。
BLIP2には、予めいくつかのパラメータが事前に用意されています。それを使っていくのですが、どういった設定項目があるのかを事前に知ることで、検討するシステムに対してより柔軟な構成が可能であると想定しています。もちろん、すべてを詳細に解説はできてはいませんが、今回の駐車場管理として必要 なパラメータは事前に用意されているものをベースにすることで、十分対応できると考えています。さらに、最後にCMOSセンサーのコンフィグレーション方法もサンプル付きで紹介しています。
ざっくりまとめると…
- パラメータの簡単な解説
- パラメータの保存の仕方
- パラメータの呼び出し方
- CMOSセンサーのコンフィグレーション方法
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