カーネルのカスタマイズが必要なとき
前回まではRZ/Gのクラウド開発環境に用意されているプリビルド イメージを使ってシステムを構築しました。リファレンス ボードを使った評価やSOMを使った製品化であればプリビルド イメージでも問題ないですが、カスタム ボードを開発したときやカーネルをチューニングしたいときは、カスタムBSPの作成をする必要があります。それでは、早速試してみましょう!
e2 studioを使ったカーネルのカスタマイズ手順
カスタムBSPプロジェクトの作成方法
「組み込みLinuxカスタムBSPプロジェクト」を選択します。
プロジェクト名を設定し、ベースにするBSPを選択します。
Gitブラウザの設定方法
Gitを選択します。
このメニューを選択して、カーネルのカスタマイズを行います。
カーネル コンフィグを設定します。
ツリーからソースを選択して、編集します。
コンフィグやソースの編集が完了したら、BSPを生成します。
タグ等を設定し、ビルドを実行します。
カスタムBSPを組み込んだイメージをビルドします。
BSPのタブでカスタムBSPを選択します。
ビルドが完了したら、前回までと同様にSDカードへ書き込んで、ブートさせてみましょう。
ルネサス エレクトロニクス社製 RZ/G搭載ボード
ルネサス エレクトロニクス製「RZ/G1E」は、Arm Cortex-A7 1GHz Dual coreを採用。また、Dual ChannelのHD、ビルトインSGX540の3Dグラフィックエンジン、DDR3、GbE、USB HS、CSIタッチコントローラなど豊富なインタフェースを搭載し、幅広いアプリケーションに対応しています。さらに、クラウド環境を利用したLinuxアプリケーション開発プロセスは、これからの組み込みLinuxベースのシステムを再定義します。今回使用するボードは、iWave社製の「RZ/G1E SODIMM開発キット」です。この開発キットにはRZ/G1E SODIMMボードに加えて、様々なI/Fを搭載したPico ITX規格のSODIMM SOMやボード、HMIシステムに最適なLCDもセットになっています。
ルネサス エレクトロニクス株式会社
組み込みLinux導入/開発支援サービス
組込みLinuxによりお客様の装置開発に新たな価値を提供します。
富士通コンピュータテクノロジーズ
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