開発環境の標準化が支えるテルモの先進的な医療機器
電子化が進むメディカル機器の開発において、テルモはArmマイコンを中心とした標準プラットフォーム化を推進。合わせて開発環境にはIARシステムズの「IAR Embedded Workbench」を採用した。
電子化が進むメディカル機器の開発において、テルモはArmマイコンを中心とした標準プラットフォーム化を推進。合わせて開発環境にはIARシステムズの「IAR Embedded Workbench」を採用した。
東芝セミコンダクター&ストレージ社は、いち早くモータ駆動を必要とする家電向けにインバータ制御機能を取り入れたマイコンを提供するなど、モータの低消費電力化や高性能化に取り組んできた。その集大成が東芝Armマイコンに搭載した「ベクトルエンジン」である。
20年以上に亘って複合機市場をリードしてきた富士ゼロックスでコントローラ開発を手掛けてきた柳澤克彦氏をお招きし、同社の取り組みと、Arm Cortex-A9 MPCoreプロセッサを搭載した新しいArmデバイスの可能性について伺った。
睡眠中に一時的に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」の簡易検査装置「SAS-3200」を取り上げる。単三電池2本で24時間以上の動作を実現するためと、生体信号を高精度で処理するために、Cortex-M3プロセッサを搭載したSTマイクロエレクトロニクスの「STM32F103」を採用した。
フリースケール・セミコンダクタ(以下、フリースケール)は、Armコアを搭載した製品として既に多くの実績を誇るi.MXはもとより、汎用マイコンとしてKinetis(キネティス)とプロセッサとしてVybrid(バイブリッド)をラインアップに加え、さらなる拡充を図っている。
かつてEEPROMやFlashメモリなどの不揮発性メモリデバイスで知られてきたAtmelは、最近では8/32ビットマイクロコントローラ製品を幅広く取り揃え、それらの売上高が全体の60%以上を占めるなど、業界で五指に入る組み込みCPUベンダーとしての地位を確立しつつある。
ノルウェーのEnergy Micro社が提供している「EFM32 Gecko マイクロコントローラ」は、Arm社Cortex-Mコアを採用することに加え、さまざまな創意工夫によって超低消費電力を実現しているマイコンである。
JTAG/ICEでおなじみの横河ディジタルコンピュータは、データベースに造詣の深いジービーエー社との協業を通じて、そうしたニーズに応える効率的な開発ツールを拡充した。次期端末の開発に取り組むパナソニック モバイルコミュニケーションズを交えてお話を伺った。
福島県の職業能力開発施設である福島県立テクノアカデミー郡山職業能力開発短期大学校の組込技術工学科では、実際の製品に広く使われているArmマイコンと、その開発環境としてスタンダードとなっているIARシステムズの「IAR Embedded Workbench」を新たに教材として導入した。