組み込み向けMCUでTLS を動かしてみる
今回はいよいよ組み込み向けMCUと開発環境でTLSのようなセキュリティプロトコルを動作させるにはどのようにしたら良いのか、具体的にみていくことにします。説明では、Renesas社製評価ボード RX72N Envision Kit とIDE環境 e2Studioを使用しますが、できるだけその他の環境でもほぼ同様に動作させることができるように説明していきたいと思います。
今回はいよいよ組み込み向けMCUと開発環境でTLSのようなセキュリティプロトコルを動作させるにはどのようにしたら良いのか、具体的にみていくことにします。説明では、Renesas社製評価ボード RX72N Envision Kit とIDE環境 e2Studioを使用しますが、できるだけその他の環境でもほぼ同様に動作させることができるように説明していきたいと思います。
シリーズ第二回の今回は、DTLS(Datagram Transport Layer Security)を取り上げます。DTLSはUDP(User Datagram Protocol)のような軽量だけど不安定な通信の上でセキュリティを実現するためのトランスポート層のプロトコルです。
主にネットワークのセキュリティプロトコルや暗号アルゴリズムなど製品に直接組み込んで利用するような機能を中心に取りあげて行きます。その第一回としてインターネットのセキュリティプロトコルの代表選手TLS(Transport Layer Security)の製品組み込みに関してです。
最初にクイックコネクトIoTについて説明し、次に、実際の動作環境、センサ仕様を解説し、その後、実際にRAファミリを動作させる手順を説明します。最後は、実際の評価キットRA6M5評価ボードを使って、ツール上で温度と湿度を確認します。
ArmはArm Total Solutions for IoTという取り組みを発表しました。IoT機器の開発期間短縮に向けて、CortexをベースにしたSoCのリファレンス設計Corstoneの仮想モデルとクラウドを用いて、稼働するソフトウエアの開発と検証を行うことができます。
はじめにRAファミリ用の統合開発ツールe2studioの起動から、実際のセットアップ、内容、使い方を説明。次に実際の評価キットのEK-RA6M5評価ボードを使って、e2studioのテンプレートの中に準備されている「LED点滅」のサンプルプログラムを動作させる実際の作業を解説します。
Flexible Software Packageには、通信やセキュリティのようなドライバやスタックが含まれています。これらのドライバやスタックは、ミドルウェアスタック、個々のユーザーアプリケーション対応のRTOSに依存しないハードウェア抽象化レイヤ(HAL) ドライバで提供されます。
第1回では、RAファミリの紹介から始めて、従来のルネサス32ビットマイコンRXファミリ、Renesas Synergy™との棲み分けを簡単に説明します。そして、RAファミリの概要と併せて、パートナ企業のサポート内容などを説明し、最後に、各シリーズ(RA2、RA4、RA6、RA8シリーズ)について説明します。
今回はNXP社から提供されている開発ツールの一つである「Gui-Guider」を使用して、質の高いGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)を簡単に作成してみたいと思います。簡単なインタフェースであれば、コーディングを行うことなくGUIを作成することもできます。