進化を続けるSTのSTM32ファミリ。注目を集めるメディカル分野でも実力を発揮
睡眠中に一時的に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」の簡易検査装置「SAS-3200」を取り上げる。単三電池2本で24時間以上の動作を実現するためと、生体信号を高精度で処理するために、Cortex-M3プロセッサを搭載したSTマイクロエレクトロニクスの「STM32F103」を採用した。
睡眠中に一時的に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」の簡易検査装置「SAS-3200」を取り上げる。単三電池2本で24時間以上の動作を実現するためと、生体信号を高精度で処理するために、Cortex-M3プロセッサを搭載したSTマイクロエレクトロニクスの「STM32F103」を採用した。
フリースケール・セミコンダクタ(以下、フリースケール)は、Armコアを搭載した製品として既に多くの実績を誇るi.MXはもとより、汎用マイコンとしてKinetis(キネティス)とプロセッサとしてVybrid(バイブリッド)をラインアップに加え、さらなる拡充を図っている。
かつてEEPROMやFlashメモリなどの不揮発性メモリデバイスで知られてきたAtmelは、最近では8/32ビットマイクロコントローラ製品を幅広く取り揃え、それらの売上高が全体の60%以上を占めるなど、業界で五指に入る組み込みCPUベンダーとしての地位を確立しつつある。
ノルウェーのEnergy Micro社が提供している「EFM32 Gecko マイクロコントローラ」は、Arm社Cortex-Mコアを採用することに加え、さまざまな創意工夫によって超低消費電力を実現しているマイコンである。
JTAG/ICEでおなじみの横河ディジタルコンピュータは、データベースに造詣の深いジービーエー社との協業を通じて、そうしたニーズに応える効率的な開発ツールを拡充した。次期端末の開発に取り組むパナソニック モバイルコミュニケーションズを交えてお話を伺った。
福島県の職業能力開発施設である福島県立テクノアカデミー郡山職業能力開発短期大学校の組込技術工学科では、実際の製品に広く使われているArmマイコンと、その開発環境としてスタンダードとなっているIARシステムズの「IAR Embedded Workbench」を新たに教材として導入した。
いち早くソフトウェアを検証するため、協調検証環境には、充分な速度でソフトウェアを実行できる性能、ハードウェアの優れたデバッグ力が求められる。日本イヴは、高速のハード・ソフトの協調検証環境である「ZeBu」を提供している。ここでは、ZeBuの魅力を聞いた。
FPGAの二大ベンダーであるアルテラとザイリンクスはArm Cortex-A9デュアルコアを搭載したFPGAの新しい製品を2011年に相次いで発表した。組み込みプロセッサとして今や業界標準となっているCortex-A9デュアルコアにFPGAの自由度が組み合わさることで、これまでにない機能と性能を備えたカスタムSoCを構成できるとして、市場からも高い関心と期待が寄せられている。
東京大学の坂村健助手(当時)が1984年に提唱した「TRONプロジェクト」は、さまざまな分野に大きな影響を与えてきた。この特集では、TRONプロジェクトの提唱者であり現在はT-Engineプロジェクトを主導する坂村健先生をお招きして、TRONから発展したリアルタイムOS「T-Kernel」を中心にお話を伺った。