BF707とセンサーで、こんなことやってみました。
アナログ・デバイセズの低電力かつインテリジェントなモーションセンシングプラットフォーム「ADZS-BF707-BLIP2」使用して、IoTに欠かせないセンサーアプリの実験を行います。BLIP2は、Blacfin+であるBF707を搭載しており、センサー(カメラ)からの画像をBlackfin+で処理し、その結果のみ情報として出力するセンサーです。これまで、このようなシステムには、高いパフォーマンスのプロセッサとOpenCVなどのコンピュータビジョン用ソフトウェアを統合して、装置としての最適化をユーザーで行う必要がありましたが、BLIP2のソリューションは、それを低消費電力かつ、内蔵メモリだけで実行することができます。
これからのマシンビジョンシステムにおける、一つの選択肢として挙げられるのではないかと思います。そんなBLIP2のシステムを使用して、IoT駐車場管理システムを構築してみようと思います。と言っても、難しいことは行いません。駐車場が空いているのか、空いていないかを示すだけのものですが、いかに簡単なシステムで実現できるかを見てもらえればと思います。また、BLIP2の出力は、SPIバス経由で行います。SPIバスを通して、センシングの開始・停止はもちろんのこと、どのエリアに動きがあったのか、そのエリアに物体があるのか?ないのか?を知ることができます。
一般的に、今回のようなシステムは、画像データをサーバに上げるため、通信トラフィックも増大します。もちろん、ナンバープレートの確認など、必要なことはあります。しかし、今回はそのようなハイスペックだけではなく、簡単なマイコンでも処理できるようなデータトランザクションのため、通信トラフィックも大幅に削減することができます。まさに、IoT管理システムとして最適な形で実現できそうな気がしませんか?是非、その過程を動画で確かめてみてください。
ざっくりまとめると
- BLIP2のボード紹介
- 評価キット内容物とツールの使い方紹介
- IoT駐車場管理システムでの物体検出実演
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