Apple HomeKitとは?
Apple社のHomeKitを、シリコンラボラトリーズの32ビットArm無線マイコンであるGeckoシリーズと6種類ものセンサーが搭載された Thunderboard Sense を使用して、試してみました。尚、Apple HomeKit対応機器を構築するには、Apple社の MFiライセンス が必要になります。
MFiのライセンスは、7-10日ほど審査期間がかかり、費用は$75必要です。MFiのライセンス取得後は、シリコンラボに連絡します。2-3日すると、MFiライセンスの確認完了メールが届きます。Simplicity Studioにログインすると、HomeKit用のSDK がインストールできるようになります。今回もmacOSの環境で試しています。
Thunderboard Senseにプログラムをダウンロード
- Thunderboard SenseとmacをUSBでつなぎます。
- HomeKit SDKがダウンロードされていれば、HomeKitのサンプルが出てきます。
- サンプルは、Thunderboard HomeKitを選びます。
- プロジェクトの「Generate」ボタンでファイルを生成します。
- 「Build」ボタンでビルドして、「Debug Configuration」でデバッグ対象の設定をします。
- プログラムをThunderboard Senseにダウンロードして、実行します。
Apple HomeKitを試してみる
- iOSデバイスを用意し、「ホーム」アイコンをクリックします。
- 手動入力で「111-22-333」とコードを入力すると、アクセサリとして追加できます。
- アイコンが表示されるので、照明アイコンを長押しすると、照明の明るさをスライダーで変更できます。
ざっくりいうと
- Thunderboard Senseの紹介
- HomeKitのビルド〜デバッグ
- HomeKitの使い方
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