ダイナミック・マルチプロトコルとは?
シリコンラボの「ダイナミック・マルチプロトコル接続」は、2.4GHz帯の無線プロトコル「Zigbee」と「Bluetooth」、「Beacon」を活用した新しい接続方法です。
これまでは、それぞれの無線プロトコルを動かすだけでしたが、無線技術やSoC性能の向上により、2つの無線通信のIDLE時間を利用して、プロトコルをダイナミックに切り替えられるようにした技術です。Zigbeeのメッシュ技術を生かしつつ、スマホへのダイレクトな接続もサポートする「ダイナミック・マルチプロトコル接続」。SoCワンチップで実現しているのでもちろん低消費電力。IoTアプリケーションとして、今後注目すべき製品と技術です。
Wireless Geckoアプリ
動画の中では、シリコンラボのAndroid用アプリ「Wireless Geckoアプリ」を使用して、Bluetooth、Zigbee、Beaconのデモ動作を紹介しています。新しくなったMighty Geckoシリーズのボード(SLWSTK6000B)を使用して、デモアプリの動きを実際に体感してください。
アプリ画面の遷移
- Bluetoothでマスターに設定しているWLSTK600Bに接続。もう一つのWLSTK600Bは、Zigbeeで接続。(上段左)
- Lighは消灯(上段中)
- BluetoothでLightを点灯(上段右)
- ZigbeeでLightを点灯(下段左)
- Beaconを確認(iBeaconがiOS用 / EddyStoneがAndroid用)(下段中)
参考リンク
Wireless Geckoアプリ
シリコンラボのマルチプロトコルについて
SLWSTK6000B
ざっくりいうと
- ZigbeeでLEDのON/OFFをした
- BluetoothでLEDのON/OFFをした
- iOS用とAndroidのBeaconを確認した
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