講演概要
増幅器(アンプ)を設計したはずが異常発振してしまうことがあります。このセッションでは異常発振の生じてしまう原理から始まり、安定性を確認する具体的方法、そして異常発振が生じてしまう(安定性を担保する)理論的なしくみを説明し、最後にどうすれば安定したOPアンプ増幅回路が実現できるかを説明します。
キーワード
#オペアンプ #OPアンプ #増幅器 #電子回路 #aps_seminar
講師プロフィール
石井 聡 氏
アナログ・デバイセズ株式会社 リージョナルマーケティンググループ シニアテクノロジスト
1963年千葉県生まれ。1985年第1級無線技術士合格。1986年東京農工大学電気工学科卒業、同年電子機器メーカ入社、長く電子回路設計業務に従事。1994年技術士(電気・電子部門)合格。2002年横浜国立大学大学院博士課程後期(電子情報工学専攻・社会人特別選抜)修了。博士(工学)。2009年アナログ・デバイセズ株式会社入社、現在に至る。2018年中小企業診断士登録。デジタル、アナログ、高周波回路まで多岐の電子回路の設計開発を経験。また外部団体主催セミナーの講師を多数務める。
こんな人にオススメ
- OPアンプを活用・回路設計する電子回路技術者
- デジタル回路技術者やソフトウェア技術者でアナログ回路までも担当する方
- 電気電子、物理系大学生
公開期間
2020年11月24日(火)13:00 – 2020年12月1日(火)13:00
ウェビナー形式のため、インターネット環境があれば、オフィスのデスクやご自宅から等、期間中いつでもどこからでもご覧いただけます。
講演時間
時間 | セミナー内容 |
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30分 | 異常発振しないOPアンプ回路の確認方法と安定化テクニック |
3分 | マウザーエレクトロニクスのご紹介 |
講演資料の一部
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OPアンプ増幅の周波数特性のしくみを理解する(電圧帰還型・電流帰還型)
最初に電圧帰還OPアンプを取り上げ、その周波数特性がどのように決まるかを原理から説明します。つづいて実際のOPアンプを使用し、シミュレーション結果との差異を確認してみます。これらから電圧帰還OPアンプの周波数特性が、どのようなしくみから成り立っているかを理解でき、目的の周波数特性を実現できる増幅回路の設計ができます。