割り込み
Cortex-M3では、各割り込みの優先順位をユーザーが変更することができます。それも8段階や16段階ではなく256段階で設定することが可能です。設定には、割り込み優先度レジスタを使います。
Cortex-M3では、各割り込みの優先順位をユーザーが変更することができます。それも8段階や16段階ではなく256段階で設定することが可能です。設定には、割り込み優先度レジスタを使います。
Cortex-M3のマニュアルを読みますと、テールチェイン、横取り、後着という言葉が出てきます。例外処理優先順位によって発生する例外処理のタイミングを現す言葉です。各々の意味を簡単に説明すると以下のようになります。
例外のタイプには、リセット、割り込み、フォールトなどがあります。例外処理は突如として発生しますので、命令の実行に対し非同期で起こります。しかし、フォールトだけは、命令の実行によってエラー条件が発生したことによる例外ですので、原因となった命令に同期して発生することが基本です。
ルネサスエレクトロニクス(以下、ルネサス)は、2013年6月、ArmのCortex-A9コアを搭載したマイクロコンピュータ「RZファミリ」の第一弾となる「RZ/A1グループ」の「RZ/A1H」「RZ/A1M」「RZ/A1L」計15品種を製品化した。
あらゆる機器がネットワークでつながる今の時代にこそ、Javaのメリットが活きてくるといえるだろう。今回の「プレミアムトークセッション」では、オラクルとArmからそれぞれ二人のキーパーソンを招いて、組み込みのこれからについて聞いた。
Cortex-M3には、エンディアンを設定するピンBIGEND (注意:マイコンのピンではありません。論理モジュールの外部との信号線の名前です)があります。これを使用するとリトルエンディアン、またはビッグエンディアン形式のいずれかを選択することができます。
Cortex-M3には特殊レジスタとして、「専用プログラムステータスレジスタ(PSR)」と呼ばれるプログラムの実行状態を示すレジスタがあります。専用プログラムステータスレジスタ(PSR)は、システムレベルのプロセッサステータスを表し、次の3つのカテゴリに分けられます。
Cortex-M3プロセッサは、汎用レジスタの他に特殊レジスタを持っています。特殊レジスタは主に割り込みの処理や設定に使われます。純粋にデータ処理や間接アドレッシングに使うレジスタは13本です。その他に、プログラムカウンタ(PC)、リンクレジスタ(LR)、スタックポインタ(SP)があります。
Cortex-M3は3段パイプライン処理です。3段パイプラインの3段とは「フェッチ」「デコード」「演算(格納含)」です。パイプライン処理とは、一つの操作を複数の部分操作に分解し、それぞれが独立に、かつ同時に処理できるユニットを用意し、並行して動作させる並列処理のことを言います。