ALABの多彩な技術と製品開発を支えるAtmelのMCU&プロセッサ
Atmelのファンである荒木氏は、代表を務めるALABのさまざまな製品にAtmelのマイコンを採用している。ここではAtmelの製品概要やALABの開発した小型の地震計やAnywhereタッチパネル、さらに決済システムなどについて話を聞いた。
Atmelのファンである荒木氏は、代表を務めるALABのさまざまな製品にAtmelのマイコンを採用している。ここではAtmelの製品概要やALABの開発した小型の地震計やAnywhereタッチパネル、さらに決済システムなどについて話を聞いた。
AtmelのSAM G53がCEATECに向けたリストバンド型のウェアラブル端末に採用された。電子部品の大手である株式会社村田製作所のセンサ事業部は、慣性、磁気、距離測定など多くのセンサをラインアップしている。ここでは、AtmelのSAM Gシリーズの特長などを聞いた。
SAMシリーズによるArmコア搭載製品をラインアップとしてきたアトメルジャパン合同会社(以下、Atmel)は、無線や有線によるコネクティビティに特化した製品を展開している。無線では、Wi-Fi、Bluetooth、ZigBeeといったソリューションを用意している。
「SAM」というブランドを冠したArmコア搭載製品を展開しているAtmelは、最近、相次いでセンサー・ハブやIoTに向けた新ファミリを市場へ投入している。2014年1月に発売した「SAM Gファミリ」は、さまざまな低消費電力化の技術を盛り込みつつ、CPUコアに「Cortex-M4F」を採用することで高速・高精度演算にも対応する。
AVRシリーズで培ったローパワー技術などを盛り込みながら、ローエンドからハイパフォーマンスまでバランス良く品種を展開しているのが特長だ。2013年に同社が新たに投入したのが、Arm Cortex-M0+プロセッサを搭載する「SAM D20」と、Arm Cortex-M4Fプロセッサを搭載する「SAM4E」である。
Arm7TDMIベースの「SAM7」ファミリ、Arm Cortex-M3ベースの「SAM3」ファミリ、およびArm926EJベースの「SAM9」ファミリで構成されるラインアップに、ローパワーを追求したArm Cortex-M4ベースの「SAM4」ファミリと、ハイパフォーマンスをローパワーで実現したArm Cortex-A5ベースの「SAMA5」ファミリを新たに追加した。
かつてEEPROMやFlashメモリなどの不揮発性メモリデバイスで知られてきたAtmelは、最近では8/32ビットマイクロコントローラ製品を幅広く取り揃え、それらの売上高が全体の60%以上を占めるなど、業界で五指に入る組み込みCPUベンダーとしての地位を確立しつつある。