Yoctoベースの組み込みLinux「Wind River Linux」を使って、Raspberry Pi上で動作するLinuxディストリビューションをゼロから作る
今回の初心者講座では、商用組み込みLinuxシェアNo.1のWind River Linuxによる「Linuxディストリビューションの開発手順」を紹介いたします。Wind River Linuxは固定的なパッケージ型の製品ではなく、自由自在に新しいLinuxディストリビューションを設計できる、革新的な製品です。
今回の初心者講座では、商用組み込みLinuxシェアNo.1のWind River Linuxによる「Linuxディストリビューションの開発手順」を紹介いたします。Wind River Linuxは固定的なパッケージ型の製品ではなく、自由自在に新しいLinuxディストリビューションを設計できる、革新的な製品です。
組み込みLinuxディストリビューションの特徴や要件について説明します。Linuxディストリビューションの種類は年々増え続けており、製品開発のプロジェクトでは「自社製品にどのLinuxディストリビューションを採用すべきか」という検討に多くの時間を費やさなければなりません。
第2回では、Linduinoを用いてUARTでLTC6811のバッテリー制御を行いました。今回は、同じアプリケーションをMbed™上でビルドして、アナログ・デバイセズの超低消費電力マイコンで同じようにUARTで動かしてみます。
QuickEvalは、LTC6811に対してグラフィカルな環境を提供してくれましたが、実際に組み込みシステムや車載機器では、自動的に処理をしてもらいたいもの。今回の実験では、この操作をLinduino(Arduino互換のマイコンボード)を使って、UART経由でバッテリ管理をしてみます。
車載関連のアプリケーションを中心に、現在脚光を浴びているのがマルチセルバッテリの管理です。複数のセルバッテリを同時に使用するため、セルバッテリごとの個体差が、セルバッテリ寿命の要素に深く関わっており、「個体差」では片付けられないレベルになりつつあります。