最新のFAコントローラに「アルテラSoC」を採用 三菱電機が描く新しいモノづくりを支援する
アルテラSoCを、従来の産業用パソコンを置き換える最新のC言語コントローラユニットに三菱電機は採用した。アルテラSoCの高性能、小型化(ArmとFPGAの統合)、低消費電力などが採用の決め手になったという。三菱電機の名古屋製作所で、アルテラSoC採用のポイントや開発についてお話を伺った。
アルテラSoCを、従来の産業用パソコンを置き換える最新のC言語コントローラユニットに三菱電機は採用した。アルテラSoCの高性能、小型化(ArmとFPGAの統合)、低消費電力などが採用の決め手になったという。三菱電機の名古屋製作所で、アルテラSoC採用のポイントや開発についてお話を伺った。
FPGAベンダーとして知られるXilinxが量産中の「Zynq-7000 All Programmable SoC」が絶好調だ。さらにXilinxでは、最先端の16nmプロセスを使ったクワッドコアのArm Cortex-A53プロセッサなどを搭載した「Zynq Ultrascale+ MPSoC」も発表した。
ドイツに本社を置くローターバッハが提供するデバッグツール「TRACE32 PowerTools」シリーズは、欧米では80%から90%に近いシェアを誇るなど、業界標準のツールとして、ハードウェアエンジニアからソフトウェアエンジニアまで幅広いユーザーに支持されている。
アルテラSoCは、ハード設計者だけのものではなく、ソフト設計者の新しい発想や設計自由度を高める新しいコンセプトを持ったデバイスと言える。今号ではソフト設計者の意見として、同研究室の本田晋也准教授と生徒たちにユーザーとしての率直な意見を聞いてみた。
富士通セミコンダクターは、「ポストASIC」とも言えるカスタムLSIの新たな事業モデルを構築し、サービスの提供を開始した。同社が仕様を決め、設計・製造する汎用プロセッサ「プラットフォームSoC」を主軸にすえ、このチップとユーザー・ロジックを組み合わせて顧客仕様のカスタムLSIを開発する。
「アルテラSoC」のサポートを表明しているOSベンダーのうち、ワールドワイドで活躍するウインドリバー社と、ITRONやT-Kernelに長けているイーソル社からそれぞれゲストをお招きし、組み込みOS市場の動向や「アルテラSoC」の可能性について語ってもらった。
「アルテラSoC」のサンプルがいよいよ顧客の手に渡る段階に入ってきた。なかでも話題となっているのが、アルテラ正規販売代理店であるアルティマが開発した評価ボード「Helio」である。25,800円という破格のプライスを実現し、「一桁間違っているのではないか?」という声もあるほどだ。
長年にわたってFPGA業界をリードしてきたアルテラは、デュアルコアのArm Cortex-A9 MPCoreプロセッサとFPGAとをワンチップに統合した「アルテラSoC」の開発を進めてきた。当初のスケジュールどおり2012年12月にサンプルチップを公開し、開発が順調に進んでいることを窺わせている。
20年以上に亘って複合機市場をリードしてきた富士ゼロックスでコントローラ開発を手掛けてきた柳澤克彦氏をお招きし、同社の取り組みと、Arm Cortex-A9 MPCoreプロセッサを搭載した新しいArmデバイスの可能性について伺った。