例外の優先度
Cortex-M3のマニュアルを読みますと、テールチェイン、横取り、後着という言葉が出てきます。例外処理優先順位によって発生する例外処理のタイミングを現す言葉です。各々の意味を簡単に説明すると以下のようになります。
Cortex-M3のマニュアルを読みますと、テールチェイン、横取り、後着という言葉が出てきます。例外処理優先順位によって発生する例外処理のタイミングを現す言葉です。各々の意味を簡単に説明すると以下のようになります。
例外のタイプには、リセット、割り込み、フォールトなどがあります。例外処理は突如として発生しますので、命令の実行に対し非同期で起こります。しかし、フォールトだけは、命令の実行によってエラー条件が発生したことによる例外ですので、原因となった命令に同期して発生することが基本です。
ルネサスエレクトロニクス(以下、ルネサス)は、2013年6月、ArmのCortex-A9コアを搭載したマイクロコンピュータ「RZファミリ」の第一弾となる「RZ/A1グループ」の「RZ/A1H」「RZ/A1M」「RZ/A1L」計15品種を製品化した。
「DC-R302」は、デジタル一眼レフカメラの動画撮影時において、高品質で臨場感のある音質を求めるユーザーに向けられたポータブルレコーダーである。このDC-R302にフリースケールのKinetisマイコンが採用された。ここではDC-R302の特徴やKinetisマイコン採用のメリットなどを聞いた。
Cortex-M3には、エンディアンを設定するピンBIGEND (注意:マイコンのピンではありません。論理モジュールの外部との信号線の名前です)があります。これを使用するとリトルエンディアン、またはビッグエンディアン形式のいずれかを選択することができます。
今回ご紹介するのが、ドリームフォレスト社が開発したモーションセンサー「MyMo」だ。STマイクロエレクトロニクス(以下、ST)のMEMSセンサーとArmマイコンを組み合わせて、ゴルファーのスイングを丸裸にするユニークな製品である。同社の𠮷田雅信社長に開発の経緯などを聞いた。
3軸地磁気センサーなどを開発/提供しているヤマハは、自社の3軸地磁気センサーとNuvoton Technology(以下、Nuvoton)のArm Cortex-M0マイコンであるNano120を活用したセンサーフュージョンをシステムとして提供している。
AVRシリーズで培ったローパワー技術などを盛り込みながら、ローエンドからハイパフォーマンスまでバランス良く品種を展開しているのが特長だ。2013年に同社が新たに投入したのが、Arm Cortex-M0+プロセッサを搭載する「SAM D20」と、Arm Cortex-M4Fプロセッサを搭載する「SAM4E」である。
Cortex-M3には特殊レジスタとして、「専用プログラムステータスレジスタ(PSR)」と呼ばれるプログラムの実行状態を示すレジスタがあります。専用プログラムステータスレジスタ(PSR)は、システムレベルのプロセッサステータスを表し、次の3つのカテゴリに分けられます。