Mbed TLSの概要と特徴
今回は、これまで何度か触れてきたMbed TLSについて説明をしていきたいと思います。TLS(Transport Layer Security)は、通信の暗号化を行うプロトコルとして、IoTのセキュリティを実現する手段の一つとして頻繁に利用されています。また、通信の暗号化だけでなくデバイスの認証手段としてもよく使われています。
今回は、これまで何度か触れてきたMbed TLSについて説明をしていきたいと思います。TLS(Transport Layer Security)は、通信の暗号化を行うプロトコルとして、IoTのセキュリティを実現する手段の一つとして頻繁に利用されています。また、通信の暗号化だけでなくデバイスの認証手段としてもよく使われています。
ソフトバンクとSTマイクロエレクトロニクス(以下、ST)は、セルラー系LPWAの分野で協力している。ソフトバンクは2018年4月にIoT向け通信規格であるLTE Cat.M1/NB-IoTのサービスを開始した。STはこの新サービスに関連するIoT端末の開発を加速させるために、ソフトバンクの新サービスに対応したLPWA無線モデム同梱の開発ボードを提供する。通信事業者と半導体メーカー、それぞれの事業領域で構築してきた双方のエコシステムを相互に活用し、新たなIoTサービスの普及拡大を推進する。
Arm® Cortex®-M0プロセッサやCortex-M4(FPU機能搭載)プロセッサを搭載したマイコンを展開する東芝デバイス&ストレージは、エッジノードのOSとして注目を集めているArm Mbed™ OSの認証を取得した。これに伴い、IoTインテグレーションを担う東芝デジタルソリューションズと共同で、Arm Pelion™ IoT Platformも活用しながら、IoTの進化に"オール東芝"で取り組む。
遊技機メーカーのニューギンは、パチンコの電飾や可動体、音響を制御するマイコンを、半導体メーカ独自コアからArmコアのNXP社「LPC4330FET」に変更した。LPC4330FETは、Arm® Cortex®-M4コア(FPU機能搭載)とCortex-M0コアを混載する珍しいマイコン。ニューギンにとっては、初めてのArmマイコンかつ初めてのデュアルコアソフトの案件に、IARシステムズ社(以下、IAR)の統合開発環境「IAR Embedded Workbench for Arm(以下、EWARM)」を導入。EWARMの利便性+手厚いサポート力により、マイコン移行のプロジェクトを成功させ「CR 花の慶次 X(いくさ)」の豪華で傾(かぶ)いた演出を実現した。
筆者がMbedを使い始めた理由は、インターネットにネイティブに接続できるマイコンボードが欲しかったからです。その頃の筆者は、中学生の頃にZ80を触って以来15年以上のブランクを経て、Arduinoを使い始めたところでした。その頃、ArduinoをIPネットワークに接続するには、IPスタックをハードウェアで実装したW5100というチップを使う事が一般的でした。
今回は、Arm Mbedの構成要素の一つであり、最も重要な部分であろうMbed OSについて記したいと思います。これまで書いてきたように、Mbedには大きく分けて、Mbed OS 2とMbed OS 5の二つが存在します。しかし、Classicと呼ばれるようにMbed OS 2はメンテナンスモードですので、今回はMbed OS 5についてのみ記したいと思います。
Mbedを使い始めるといっても、実際にどのボードを開発ターゲットにするかは悩ましいことでしょう。たくさん(本稿執筆時には138種!)あるMbed対応デバイスですが、今回は何を使うと良いのか紹介をしていきましょう。
Arm Mbedは、ただのマイコンボードではなく「IoTデバイスプラットフォーム」として、IoTにおけるソフトウェア互換性を含めた、ラピッドスタートな開発プラットフォームです。加えて、現在注目されている、クラウドへ接続するIoTデバイスの実現など、利用可能な多くのライブラリも含んでいます。
人物検知などの監視機能を備えたインテリジェントカメラを手掛けるレグラスは、画像処理のプラットフォームとして、FPGAファブリックとArmプロセッサコアを統合したザイリンクスのZynq®-7000 SoCおよびZynq UltraScale+™ MPSoCを採用した。