【2019年11月】低消費電力でハイパフォーマンスを実現するエッジコンピューティング入門
現在市場のトレンドとなっているGPUによる高速化の概要やマルチコアのメリットを紹介。エッジコンピューティングに求められている要件を整理した上で、貴社が求める「高速エッジコンピューティングに本当に必要なハードウェア」のイメージを共有。最後に実際のプログラミングを通して、今日から使える開発知識へと還元します。
現在市場のトレンドとなっているGPUによる高速化の概要やマルチコアのメリットを紹介。エッジコンピューティングに求められている要件を整理した上で、貴社が求める「高速エッジコンピューティングに本当に必要なハードウェア」のイメージを共有。最後に実際のプログラミングを通して、今日から使える開発知識へと還元します。
今回の初心者講座マルチコア編では「関数を呼び出したから、動いた」よりも、さらに一歩先へと踏み込んだ、マルチコアの真髄にフォーカス。サブコアがプログラムを開始する仕組みから、データの交換や同期(コア同士の連携)の方法、プログラムを高速化する際に注意すべきポイントなど、様々な設計技術を紹介いたします。
今回の初心者講座では、どのように処理するか・並列化していくかを学ぶ前段階として、どのようなデータを(What)、どのようにして(How)どこに収集すべきか(Where)を解説いたします。今回の内容を学習することで、IoTシステムの要となる「画像データ」や「音声データ」といったマルチメディアデータの取り扱い方法への理解も深まるでしょう。
深層学習による機械設備の異常検知を研究している岐阜大学の速水・田村研究室。モノづくりの現場から採取した大量のデータを、GPUやクラウドといった高性能な演算リソースを活用して日々解析をしている。彼らがエッジデバイスとして着目したのは、ソニーのIoT向けボードコンピュータ「SPRESENSE™」だ。本記事では、研究室が取り組んでいる高度な研究概要をはじめ、速水教授が特に注力する次世代の技術者の育成方法、さらには、そんな彼らを唸らせたSpresenseの魅力に迫ってみた。
100社あれば100通りのカスタマイズ要求が生まれるIoTビジネスの時代をリードするため、技術のソニーが掲げた戦略は、オープンコミュニティの最大活用。これまでに培った技術力を集約し、人工衛星などの極地環境にも対応できるIoT向けボードコンピュータ「SPRESENSE™」をリリース。ソフト/ハード/開発環境のすべてを備えたオープンプラットフォームでコミュニティを構築し、世界中の技術者を魅了し製品を昇華させる。これまでにない、まったく新しい形でIoTを成功へと導く、ソニーの掲げた新戦略に迫る。
マルチコア・プログラミングのファースト・ステップ、開発環境を構築から始めましょう。「開発環境SPRESENSE SDKのインストール」「アプリケーションの実行」「デバッガの準備」「実行中のASMP構成の全コアの状態を見る」方法を紹介いたします。
身の回りにある組み込みシステムは、複数のタスク(機能ブロック)の繋ぎ合わせにより実現されています。統合されているタスクには、画像解析、通信管理、組み込みAIによるデータの分析など、さまざまな物があります。今回の初心者講座は、複数のタスクを連携させる「マルチタスクの設計」方法と、タスクとタスクを結ぶために情報を交換するための領域「リソース」の管理方法について、ソニーのSPRESENSEを例として紹介します。
産業分野をはじめ様々なビジネスを牽引するIoT機器の開発では、限られたリソースを最大限に活用するため、CPU、マルチコアに関する知識が不可欠です。APS初心者講座「マルチコア編」の第1回では、そうした産業製品開発に欠かせない「マルチコアとは」をわかりやすく解説します。
APS学習ボード(SPRESENSE Extension Board用)は、ソニーセミコンダクタソリューションズ社製のIoT向けボードコンピュータ「SPRESENSE™」の提供する、カメラ撮影機能、LCDディスプレイ表示機能、録音機能、入出力制御機能などを簡単にお試しいただくことのできる学習ボードです。